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美容通のあいだで話題の「美容鍼（びようばり）」。
ほうれい線やシミを薄くしたり、フェイスラインをすっきりさせたりと、顔のお悩みを改善してくれると評判です。
そんな魅力的な美容鍼ですが、「失敗することがある」という口コミがけっこうあるんですよね。顔に鍼を刺すだけでもちょっと怖いなと感じるのに、失敗するリスクがあると思うと心配になります・・・。
そこで今回は、美容鍼の具体的な失敗事例と失敗を避ける方法を紹介します！
【怖い】美容鍼での失敗は”内出血”が出る
なぜ内出血が出てしまうのか？
人間の肌の表面には、数え切れないほどの毛細血管が張り巡らされています。
毛細血管は、健康な状態だと弾力があり、鍼を刺しても血管の方が鍼を避けてくれることが多いです。
しかし、健康状態が悪く毛細血管が弱ってもろくなっていると、血管の弾力がなくなり、鍼を刺した時に避けることができません。
結果として、血管が破れてしまいます。
また、不健康だと血管の血が滞っていることが多く、鍼を刺した箇所から血があふれでて内出血してしまうのです。
美容鍼の施術を受ける上で、内出血のリスクを完全に避けることは難しいと言えるでしょう。
内出血が出てしまった実例
内出血が起こる仕組みがわかったところで、実際の事例を確認します。
うっすらとですが、内出血しているのがわかりますよね。
時間が経過すればきちんと治るので、基本的に心配はいりません。
しかし、さきほど説明したとおり内出血のリスクを100％避けるのは難しいので、美容鍼を受けるタイミングは考えた方がいいですね。
美容鍼で失敗してしまう理由3つ
内出血が起こるメカニズムはわかりましたが、美容鍼で失敗しやすい理由があります。
どんな原因があるのでしょうか。
1．適切な箇所に刺せていない
さきほどお伝えしたとおり、血管がもろくなっている箇所に鍼を刺すと内出血が起こる可能性があります。
高いスキルを持った鍼灸師さんなら、患者さんの身体の状態を理解した上で、内出血を起こしやすい箇所を避けて施術することが可能です。また、鍼の刺し方や抜き方にもコツがあり、上手な人は内出血を起こさないような刺し方で施術してくれます。
もしも内出血を起こしてしまったとしても、最小限度に留める方法も熟知しているので悪化しにくいんです。
しかし、経験が浅い鍼灸師さんだと、鍼を刺す技術が未熟で内出血を起こしてしまう可能性が高まります。
「美容鍼は受けたいけど、内出血はイヤだ！」という人は、ぜひベテランの鍼灸師さんがいる鍼灸院を選んでください。
2．鍼が太すぎる鍼
美容鍼にはとても細い鍼を使用します。
鍼灸院によって使用する鍼は違いますが、一般的に0.10ミリから0.20ミリまでの太さの鍼を使用することが多いです。
人間の髪の毛の太さがおよそ0.10ミリなので、どれくらい鍼が細いかわかりますよね。
そして、身体の状態にあわせて使用する鍼の太さを調整しますが、上手に調整しないと内出血につながる可能性があります。
さきほど、血管が弱っている箇所に鍼を刺すと内出血のリスクがあると説明しました。
その際に、太い鍼を使ってしまうと、血管を刺す可能性が高まります。
患者さんの状態にあわせて細い鍼を選ばないと内出血につながってしまうんですね。
3．身体へ流す電気があっていない
美容鍼の施術には、電気鍼を使用することがあります。
施術の効果を増幅する役割があるとも言われていますが、内出血のリスクを高める可能性も否定できません。
通常の刺し鍼を使う美容鍼では、鍼を刺したあとに揺らしたりしませんが、電気鍼は電気の刺激で表情筋を動かします。
鍼が刺さった状態で筋肉が動くと、鍼が弱った血管を破いてしまう可能性があるのです。また、電流が強いとより一層筋肉への刺激も強くなり、内出血を引き起こしやすくなります。
美容鍼で内出血を起こすのが怖い方は、電気鍼の使用は避けるか、使っても弱い電流を流してもらうようにしましょう。
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